ある阿呆の一生

60代で闘病中。ギターに文学、仕事に酒、自分の阿呆みたいな人生を振り返りたいと思います。「病床六尺、これが我世界である。しかもこの六尺の病床が余には広過ぎるのである。」正岡子規

2024-03-13から1日間の記事一覧

読書回顧録#1 江戸川乱歩との出会い

小学生のころは公団の団地に住んでいた。 まだエアコンがなくても扇風機だけで夏をしのげる時代だ。父がタクシーの運転手から大手ゼネコンの管理書まで駆け上った仕事人間だったおかげでそこそこ贅沢に暮らしており、カラーテレビもあったし熱帯魚などもあっ…